恋と恋人

大好きです

どんだけ心をさけんで

どんだけ愛したろう

あの頃のままの私

どんなに好きでも

恋人になれない恋と一緒にいるのだろう

あなたと一緒にいたい

ただそれだけなのに

わたしとあなたはまたすれ違うの

わたしはあなたじゃないと

壊れてしまうのに

もう一人はいやだ

一緒にいたい

最後まで

 

 

うどん屋

うどん屋は何故暖かいのだろう

と友達が呟いた

それは障害者も健常者も同じものを分け隔てなくすすってるからじゃないの

と私は言ってしまった

シッと擬音で私の言葉をさえぎり友達は眼を三角にした

私も友達も統合失調症を持ってる

友達は臭いものに蓋をして中が腐ろうがなんだろうがそいつをポイッとブラックホールに放り込むタイプだ

私も友達もクスリがないとやってけない

しかし普通にみんなに分からないぐらい回復出来たのだ

閉鎖病院では食べられない

あっついキツネ

うどんを食べている

昔はロックシンガーになるため体重を落としたいため摂食障害になり統合失調症も発症した幻聴幻覚が息も着かさず襲われ苦しい日々が嘘みたいだ

そして今二十年たって平和な日々が普通之生活の大切さを大切にしたいと思ってる

うどんが喉に入りつるんと暖めた

なんて幸せなんだろう

そして歌手に成りたかったころ友達がいなかった

そしに今は前にシッカリと友達がいる

今パティシエになりたくて訓練生に成ってる

私は

足を地面につけあるきだした

亡くなった父や未亡人になった母 嫁になった妹は誰と何を食べているのだろうか?

そして幸せであろうか?

箸がとまった

どした

友達が聞く

何でもないとわたしは湯気の激しい暖かいうどん屋でつぶやいた

どこにでもある地下のうどん屋から外に這い上がると

ずっと私の成長をみていた青空が待っているように見えた